FUJITA KOGYO INC.

　道路建設や宅地造成などの開発をする際に、山を削ったり、土を盛ったりすることにより造られる人工斜面や、自然斜面の事を法面といい、この斜面がくずれたり落石したりしないよう、予防・保護するための工事を法面工事と言います。　法面工事には、植物により斜面を保護する法面緑化工、モルタルを使い保護する法枠工や吹付工・アンカー工などたくさんの工法があります。　斜面の状態と工事の目的を考慮し工法は決められます。ひとたび土砂災害や落石災害が発生すると、人や建物・施設に重大な被害を与えることがあるため、法面工事は斜面防災上非常に重要なものです。

法面保護工事

法面緑化工

法面緑化は、降雨による法面への浸食によって法面の表面が崩壊するのを抑制したり抑止したりすることを目的としています。景観も良くなり、環境にも配慮した工法と言えます。
植物が育つのによい土壌であれば簡単に目的は達成できますが、植物の生育に不適切な法面(土が硬い、岩が多い、急傾斜など)ではまず土壌環境を整える緑化基礎工（法枠工）が必要となります。

モルタル吹付工

吹付け機により空気圧縮を使ってモルタル(セメント＋砂＋水)を吹き付けて崖面や法面を覆う工法で、法面に多少の凹凸があっても施工可能です。岩石が多い法面での落石防止、風化進行の防止を目的としています。しかし地山から湧水があると、表面にひびわれを生じやすいという欠点があります。これを放置すると、表面のモルタルが剥がれ亀裂ができたり、モルタルが浮き上がったりと危険な状態となります。

法枠工

最も法面保護に適した工法で、亀甲状の枠と鉄筋を現場で組み立てその中にモルタルを吹き付けて風化・浸食・崩壊等を防止する方法です。枠内には、法面緑化工をしたり湧水の有無により、栗石を詰めたりします。

落石防止網工

落石の危険性のある法面や斜面を金網ワイヤーロープ等で覆うことで落石災害を未然に防ぎます。

法面土木工事

急傾斜工事

急斜面や崩壊しそうな家の裏等の山を伐採・掘削してその削った斜面に水路等をつけます。法枠工を施工し、安心して生活できるよう法面をつくります。

土木工事

総合土木事業

長年当社で培ってきた土木技術を盛り込みながら、造成工事・道路工事・河川海岸工事など、総合的に土木事業を展開しています。